ロシア連邦内、フィンランドと国境を接するカレリア共和国にある木造のロシア正教会。キジとは、もともとこの地に住んでいたカレリア人の言葉で「祭祀の場」という意味をもち、長さ7km、幅500mの小島の上に、銀色に輝く22の玉ねぎのようなドーム屋根をもったプレオプラジェンスカヤ教会と、9つのドーム屋根をもつポクローフスカヤ教会、さらにこの2つの教会を結ぶ鐘楼が立っている。プレオプラジェンスカヤ教会は1714年、ポクローフスカヤ教会は1764年、鐘楼は1874年に建てられたもので、いずれの建物も一本の釘も使わずに木材のみで建造されている。老朽化が進み、現在は教会内部に入ることができない。
| 住所 | Karelian Autonomous S.S.R., Medvezhjegorskij Region |